約40年前、諸般の事情から
名古屋で学生時代を過ごすことになったわけだけど
田舎から出てきた私にとって
関西や東京と違い
当時は程よいくらいの都会だった。
気おくれしないで過ごせる、
ファッションやお店、言葉。
今よりはわかりやすかった交通網。
なんとか生きて行けそう、と思った。
また住めるか、と言われたら
普通に住めるかもしれない。
外観は変われど
雰囲気はあんまり変わってない。
さて、実は最後の1泊は
東京から娘が初名古屋でやって来た。
栄に行って
大須観音や商店街
きよめもちに栗きんとんを食べ
娘は大都会へ
母は田舎町へと帰るのだった。
やっぱり、こっぱずかしくて
学生時代のあんなことやこんなことは
思い出話としても
娘には言えなかった。
まあ、聞きたくもないかもだけど。
名古屋の記憶は
更新して
また大事にとっておくことにしよう。