取り柄のない私の中途半端な昔の趣味

子供の頃から

興味のあることにどっぷり沼るわりには

その後あんまり

自分の身にはなっていない私。

 

どれかひとつでも

極めることができていたら

堂々と

趣味なり取り柄なりと

人に言えただろうに。

 

つくづく残念な自分、ひとつご紹介。

 

 

 

 

昔々、田辺聖子さんの「新源氏物語」を読んで

 

 

 

お香に惹かれた。

 

そしてたまたま行ったデパートの京都展で

一冊の本に出会った。

 

 

この本で「香道」を知り

その後に「茶道」「華道」と興味が広がっていった。

 

3つ共、お稽古を始めると

その精神的な修行が

私にとって心地のいいものだとわかった。

要するに、合ってたのだ。

 

お点前の所作の美しさがたまらない茶道

インスピレーションで潔く花材を切る華道

嗅覚を独自の感性で記憶する香道

 

 

特に香道は世間一般でちょっと知られていない。

だからこそ知ってる自分に特別感もあった。

 

 

 

結婚後、封印でおしまい。

あれから30年

もったいないけど

たまに銘のある伽羅を焚く。